新Swiftで行こう…第51回「はじめてのプログラム解説」 田部井保
はじめてのプログラムの解説です。
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// ViewController.swift
// Hello
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// Created by 保 Tabei on 2024/08/29.
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import UIKit
class ViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view.
}
///ラベル
@IBOutlet weak var Lab: UILabel!
///ボタン押下時処理
@IBAction func Push(_ sender: Any) {
//ラベルに「Hello World!」と記述する。
Lab.text = "Hello World!"
}
}
今回は、特に難しいところは無いと思います。Lab.textのところが難しいかも知れません。Labラベルのtextプロパティに「Hello World!」を書き込むという処理です。textプロパティには、表示する文字列を指定します。「=」は等しいでは無くて、右のものを左に代入するという意味で使います。等しいは「==」と「=」を二つ並べます。
今回はLabelとButtonを配置しましたが、プログラム中で扱えるようにするには、属性を変えるならcontrolキーを押しながらドラッグ、動作を記述するなら⚪︎からドラッグしてコード中の適切な位置にドロップする必要があります。Buttonは今回、途中で表示名を変える等の処理をせず、ボタンを押した時の処理を書くだけでしたので、Buttonをcontrolキーを押しながらドラッグしてコード中にドロップする処理は省きました。Labelのみcontrolキーを押しながらドラッグアンドドロップをしてLabelに名前を付け、その名前で処理出来るようにしました。マウスボタンを押した時の処理を書くために、Buttonを選択して、右上、一番右のアイコンをクリックして、Touch Up Insideの所の⚪︎からドラッグアンドドロップして出来た関数にコードを書きました。Touch Up Insideはマウスが押された時に動作します。Upの名前の通りマウスを押し下げてその後押し上げた時に動作します。これをTouch Up Insideではなくて、Touch Dowmにすると、マウスを押し下げた時に動作します。Touch Up InsideはInsideの名前の通りButtonから外れないで放した場合です。Buttonから外れて放すと動作しません。マウスボタンを押して、違うボタンだったと気づいた時に、マウスをボタンの外、Buttonの色が元の色に戻るまでの所に持って行って放せば、この関数は動作しません。Touch Up Outsideですが、ボタンの外で動作します。ボタンの外、Buttonの色が元の色に戻る所で放した場合に動作します。これは実際にやってみるとよく解ると思います。
画面イメージで、Buttonを選択して、右上の一番右のアイコンを選択し、Touch Up Insideの所にある View Controller Push:の左のバッテンをクリックして、関連付けを外します。
関連付けが外れました。
ここで、Touch Downの右の⚪︎から、関連付けを外した関数にドラッグします。関数全体が選択されたらマウスボタンを離します。
このように、今度はTouch Downと関連付けされました。さあ動かしてみましょう。今まではボタンを押し上げた段階でLabelが変わっていましたが、今度は押し下げた時に変わるようになりました。
Touch Up Insideの時は、マウスをButtonから移動して、Buttonの色が通常の色に戻る所まで移動してからボタンを押し上げてもLabelの文字は変わりません。Buttonの色が薄い時に押し上げるとLabelの文字は変わります。
同じ要領でTouch Up Outsideも試してみましょう。こちらは、Buttonの色が薄い間にボタンを押し上げてもLabelの文字は変わりません。Buttonの色が元に戻ってから押し上げるとLabelの文字が変わります。
以下は難しいので、今は解らなくても良いです。
override func viewDidLoad()
ですが、起動時に呼ばれる関数です。ここに起動時に最初にやりたい処理を書きます。今回は特に起動時にやる事が無かったので、特に何も書きませんでした。