新Swiftで行こう…第65回「ポーカー2解説」 田部井保

目次 通常版

 捨てるカードを選択出来る様にする。

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//  ViewController.swift
//  Poker
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//  Created by 保 Tabei on 2024/10/03.
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import UIKit

class ViewController: UIViewController {
  
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        // Do any additional setup after loading the view.
        //5枚分のラベルを配置する
        for i in 0 ..< 5 {
            //ラベルを生成する
            let lbl = UILabel(frame: CGRectMake(0, 0, 50, 21))
            //ラベルの中心を指定する
            lbl.center = CGPointMake(100 + 50 * CGFloat(i), 250)
            //ラベルのテキスト配置を中央にする
            lbl.textAlignment = NSTextAlignment.center
            //ラベルの表示をカードが裏になっている様にする
            lbl.text = "⬛️"
            //ラベル配列に追加する
            eachCard += [lbl]
            //ラベルを画面上に配置する
            self.view.addSubview(lbl)
 
            //選択ボタンを生成する
            let btn = UIButton(frame: CGRectMake(0, 0, 50, 21)) as UIButton
            //ボタンの中心を指定する
            btn.center = CGPointMake(100 + 50 * CGFloat(i), 300)
            //ボタンのタイトルを「off」にする
            btn.setTitle("off", for: .normal)
            //ボタンのタイトルの色をグレーにする
            btn.setTitleColor(UIColor.systemGray, for: .normal)
            //ボタンが押された時に「btnTapped」関数が呼ばれるようにする
            btn.addTarget(self, action: #selector(btnTapped), for: .touchUpInside)
            //ボタンのタグに0から4の目印を付ける
            btn.tag = i
            //選択ボタン配列に追加する
            eachButton += [btn]
            //選択ボタンを画面上に配置する
            self.view.addSubview(btn)
        }
    }

    ///選択ボタンが押された時に動作する関数
    @objc func btnTapped(sender: UIButton) {
        //もしタイトルが「off」なら
        if sender.currentTitle == "off" {
            //タイトルを「on」にして
            sender.setTitle("on", for: .normal)
            //選択ボタンの所のカードを裏にする
            eachCard[sender.tag].text = "⬛️"
        //もしタイトルが「on」なら
        } else {
            //タイトルを「off」にして
            sender.setTitle("off", for: .normal)
            //選択ボタンの所のカードを表にする
            //カード番号はタグに入れてある
            let card = eachCard[sender.tag].tag
            //カード一時保持変数
            var strCard: String
            //ジョーカーの場合
            if card == 52 {
                strCard = "JK"
            //ジョーカー以外の場合
            } else {
                //カード一時保持変数にマークとナンバーを保持
                strCard = mark[card / 13] + number[card % 13]
            }
            //選択ボタンの所のカードを表示
            eachCard[sender.tag].text = strCard
        }
    }

    ///マーク保持配列
    let mark: [String] = ["♣️","♦️","❤️","♠️"]
    ///ナンバー保持配列
    let number: [String] = ["A","2","3","4","5","6","7","8","9","T","J","Q","K"]

    ///カード枚数保持定数
    enum EnumCard {
        static let Count = 52
    }

    ///既に出ているかチェックする、出ていたらtrue
    ///出ていなかったらfalse、とりあえず
    ///EnumCard.Count枚分falseで埋める
    var check = [Bool](repeating: false, count: EnumCard.Count)

    ///残り枚数を保持する変数
    var count = EnumCard.Count

    ///ラベル配列
    var eachCard: [UILabel] = []

    ///選択ボタン配列
    var eachButton: [UIButton] = []

    @IBAction func btnGoTouch(_ sender: Any) {
        //リセット
        //全カード出ていない事に
        for i in 0 ..< EnumCard.Count {
            check[i] = false
        }
        //残り枚数52枚
        count = EnumCard.Count
        //5枚引く
        for i in 0 ..< 5 {
            //今回引いたカードを特定する変数
            var card = 0
            //乱数を0から残り枚数−1の範囲で発生させる
            let randInt = Int.random(in: 0 ..< count)
            //発生させた乱数分ループ
            for j in 0 ... randInt {
                //カードが既に出ていたらcard + 1
                while check[card] {
                    card += 1
                }
                //jがrandIntに達していなければcard + 1
                if j < randInt {
                    card += 1
                }
            }
            //新たに出たカード既に出ているとマークする
            check[card] = true
            
            //残り枚数を1減算
            count -= 1
            
            //カード一時保持変数
            var strCard: String
            //ジョーカーの場合
            if card == 52 {
                strCard = "JK"
            //ジョーカー以外の場合
            } else {
                //カード一時保持変数にマークとナンバーを保持
                strCard = mark[card / 13] + number[card % 13]
            }
            //iの値によって表示位置にカード表示
            eachCard[i].text = strCard
            //表示したラベルのtagにcardを保存しておく
            eachCard[i].tag = card
        }
    }
}

 101行目で選択ボタンの配列を定義しています。

 30行目から45行目で、選択ボタンを生成し、配列に加え、画面上に配置しています。41行目で、ボタンの tag プロパティに何番目かを示す i を代入しています。これにより生成された順に0から4の値が tag に入ります。tag には自由に値を入れることが出来ます。tag に i の値を入れておく事で、どのボタンが押されたかをすぐに分かる様にしています。

    ///選択ボタンが押された時に動作する関数
    @objc func btnTapped(sender: UIButton) {
        //もしタイトルが「off」なら
        if sender.currentTitle == "off" {
            //タイトルを「on」にして
            sender.setTitle("on", for: .normal)
            //選択ボタンの所のカードを裏にする
            eachCard[sender.tag].text = "⬛️"
        //もしタイトルが「on」なら
        } else {
            //タイトルを「off」にして
            sender.setTitle("off", for: .normal)
            //選択ボタンの所のカードを表にする
            //カード番号はタグに入れてある
            let card = eachCard[sender.tag].tag
            //カード一時保持変数
            var strCard: String
            //ジョーカーの場合
            if card == 52 {
                strCard = "JK"
            //ジョーカー以外の場合
            } else {
                //カード一時保持変数にマークとナンバーを保持
                strCard = mark[card / 13] + number[card % 13]
            }
            //選択ボタンの所のカードを表示
            eachCard[sender.tag].text = strCard
        }
    }

 49行目から77行目が、選択ボタンが押された時の動作を書いた関数となります。52行目から56行目が選択ボタンのタイトルが「off」だった時の処理でタイトルを「on」にして、カードを裏にしています。sender には、実際に押されたボタンが入っているので、sender.tag とする事で、ボタンの tag には番号を入れておいたので、番号を取得できます。eachCard[sender.tag] で、押したボタンがある所のラベルを指定できます。58行目から76行目が選択ボタンのタイトルが「on」だった時の処理でタイトルを「off」にして、カードを表にしています。カードの番号はラベルの tag に入れておいたので、そこを参照しています。eachCard[sender.tag].tag でカードの番号が取得できます。

 もう既に出てきていますが、147行目で、表示したラベルの tag に card を入れています。これで裏から表にした時にカードが分からなくならない様にしています。

目次 通常版

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